OVO:2022年3月22日掲載

自分に対する親の扱いに満足?不満?どっち?
きょうだい間格差の調査


 妹の方が親に愛されている。いや、兄の方が親に愛されている。——きょうだいがいる人の多くが、一度は持ったことがある典型的な不満の一つだ。「きょうだい間格差について調査」(合同会社serendipity・大阪府堺市)によると、生まれ順にかかわらず男性より女性の方が多くの不満を抱えていた。

 全国の20~50歳の2,998人を対象に2月21,22日に調査。前提として、一人っ子は全体の15.7%、二人きょうだいは44.6%、三人以上が39.7%。生まれ順を見ると、長子39.7%(男女とも39.7%)、中間子12.5%(男性12%、女性13%)、末子32.1%(男性30.5%、女性33.6%)だ。

 他のきょうだいと自分の扱いに対しての親への不満が最も多かったのが、中間子女性で67.2%。最も不満が少なかったのが末子男性で42.5%。不満の中身を長子にたずねたところ、半数以上が「弟・妹には甘かったのに、自分には厳しかった」「兄(姉)だから」と言われ、我慢することが多かった」と答えた。

 中間子に同様の質問をすると、49.6%の女性が「洋服や持ち物がお下がりだった」と回答したが、男性は同様の不満が26.5%と女性の半数程度にとどまった。男女ともに多かったのは「時と場合によって、上の子扱いされたり下の子扱いされたりした」だ。末子はどうかというと、やはり男女共に「洋服や持ち物がお下がりだった」が最多。「兄・姉に比べて、子どもの頃の写真が少なかった」という不満も。

 「他のきょうだいが好きか」という質問には、約半数が「全員好き」。1割が「全員嫌い」と回答している。



※Yahoo!ニュース、マイナビ子育て等、多数のニュースサイトに掲載されました。