女子SPA!:2022年10月15日掲載
片思いを両思いにする、たった一つのテクニック。
恋愛がスルッとうまくいく
恋愛は、なかなか思い通りにはいかないもの。特に、自分だけでどうにもならない、片思いの恋を成就させるのは難しいですよね。
でも実は、恋愛がうまくいくために必要なことは、テクニックでも見た目でもないのだとか。著書『親子の法則人生の悩みが消える「親捨て」のススメ』が話題の、コーチングプログラムによって、多くの女性の恋愛をアドバイスしてきた三凛さとしさんに、片思いが成就するコツについて、聞いてみました。
好きな人ができたら、どうにかして振り向かせたい、と思うのは自然な感情のはず。でも、そもそも片思いを成就させる方法はとても難しいのだとか。
「特定の誰かを振り向かせようとするのは、厳しいでしょう。『この人じゃないとダメ』と思うと、その相手をコントロールしたくなります。誰でも、他人がコントロールして来ようとしたら、怖くなりますよね。想えば想うほど、相手は離れていってしまいます」
たしかに、ぐいぐい押してアプローチしているうちに、相手が自分を避け始めた……という話は、恋愛あるあるかもしれません。
「幸せな恋愛をするためには、1人に執着しない方が良いです。大切なのは、誰かを振り向かせるのではなく、両想いになりやすいよう、自分の心を作ることなんです」
両想いになりやすい心の状態にするには、まず自分が幸せになることが重要、と三凛さんは言います。
「何か物を買う時、その商品に魅力があるから『欲しい』と思いますよね。それと同じように、恋愛では自分が“商品”になります。自分の状態がいつも楽しく充実していれば、輝きを増して魅力的に見えるはず。特定の誰かに執着するよりも、自分を大切にして、好きなことややりたいことに積極的に取り組んでいる方が、結果的に周囲から注目されるんです」
しかも、満たされている人には、幸せな雰囲気に寄せられて、楽しく前向きに生きている人が集まってくるのだそう。
「引き寄せの法則、類友の法則と呼ばれるように、人は似たような行動をする人同士が集まるようにできています。つまり、自分を大切にして幸せに生きていれば、同じように幸せで素敵な相手との出会いがあるということ。片思いで追いかけて逃げられるのではなく、自然と魅力的な人と縁がつながり、結果的に幸せな恋愛へと進めるのです」
たしかに、周りが見えなくなるほど誰か1人に執着すると、他の良い人がいても視界に入りにくくなるもの。自分の心の充実へと思考を変換することで、片思いをしていた人よりも、さらに素敵な人が現れる可能性もあるかもしれません!
さらに、自分を大切にできるようになると、より恋愛がうまくいきやすい傾向が出てくるのだとか。
「自分を大切にすると、自分の良い面も、悪い面も認められるようになります。自分のすべてを認めてあげられれば、他人のことも認められるようになります。つまり、恋愛がうまくいく人は、他人の良いところを見つけることができるんです」
自分の悪い面を認めるのは、苦しいこと。ですが、ポジティブに変換することで、自分の魅力になる場合もあります。例えば、引っ込み思案なところがコンプレックスだった人でも、「引っ込み思案だからこそ、周囲に気遣いや配慮ができる」ととらえると、それはネガティブなことではなく、魅力にもなります。
自分のマイナスをプラスに見られるようになると、他人にもその目線を活かすことができるのですね。
「さらに、他人の良いところを見つけて、それを相手に伝えたり、感謝したりできるようになると、自分の持つ空気が柔らかくなっていきます。すると、自然と周囲から素敵な人を紹介してもらう機会が増えて、出会いも増えるでしょう」
相手の良いところは、積極的にアウトプットすることが大切。自分にも他人にも、減点法でなく加点法の目線を持つのが、恋愛がうまくいくポイントなのです。
恋は盲目と言いますが、好きな人ができると、愛されたいばかりについつい自分のことよりも相手の好みを優先させ、偽りの自分を作り上げてしまう方は少なくないかもしれません。しかし、無理に相手に合わせて成就する両想いでは、本末転倒です。
本当に幸せな恋愛をするには、自分自身がハッピーであることが大前提。まずは好きな人をロックオンする前に、自分を充実させることから始めましょう。
<三凛さとし 取材・文/女子SPA!編集部>
※Yahoo!ニュース、マイナビ子育て等、多数のニュースサイトに掲載されました。