女子SPA!:2023年8月15日掲載

鳥羽シェフも?「お金と時間がある人は浮気しやすい」不倫サレ妻にズバリ



 親子関係心理学の専門家でコーチングやコンサルティングしている三凛さとし氏。著書『親子の法則人生の悩みが消える「親捨て」のススメ』では、人生の9割は「親との関係」で決まる、と人格形成においていかに親の影響力があるかを説いています。  恋愛、夫婦関係、仕事、お金…など、現代社会を生きる女性たちは様々な悩みを抱えています。その悩みの根幹には、親子関係や過去の自分が少なからず影響しているのでしょうか? コーチングプログラムなどを通して、これまで何万人もの方の、人生好転の手助けをしてきたという三凛氏に、悩める女性のリアルなお悩みに答えてもらいました。

夫の二度目の浮気が発覚。
信頼できないけれどまだ好きで……

※画像はイメージです(以下、同じ)

相談者:女性・37歳・派遣社員
「私と夫は結婚して2年、子どものいない夫婦です。先日、偶然夫のLINEの通知を見てしまい、職場の女性と不倫をしていることに気づきました。 夫の浮気は、結婚前を含めて2回目です。さすがに信頼できなくなってしまったものの、まだ夫のことは好きなのですぐに別れる気になりません。夫の不倫をやめさせる方法はありますか?」

相手は変えられない。まずは「なぜ別れたくないのか」を考えて

――浮気は2回目ということですが、いわゆる「浮気グセ」がある人、ということなのでしょうか。

三凛さとしさん(以下、三凛)「こちらの相談者の夫がどうなのかはわかりませんが、ご自身がどんな努力をしたとしても、恐らくまた浮気をするのではないかと思います。 いずれにしても『他人を変える』ことはできないので、浮気をやめさせることはできません。ですので、相談者の方が選べる道は、『浮気グセを受け入れて結婚生活を続ける』か『離婚するか』の2択になるでしょう」

――「別れたくない」とおっしゃっているので、「受け入れる」という選択をするしかないということですかね……。

三凛「もし受け入れるのがつらいのならば、なぜ別れたくないのかを突き詰めてみるといいかもしれません。まだ夫のことが好きとは言っても、何度も裏切られて信頼ができない人を『好き』でいるのは、実はつらいのではないかなと思います。

経験上、過去の人になっている相手に執着してしまうのは、『今の自分を好きになってくれる人はもうこの人くらいしかいないのでは』と思っていることが多い傾向にあります。そういう時は、好きな有名人を思い浮かべてみてください。例えば、もしあなたが北村匠海さんと付き合える状況になったら、今の相手と別れるか、と考えたら、ほとんどの方が『別れる』と答えるでしょう。

つまり、自信がなくて相手を振り切れないだけなんです。逆に言えば、北村匠海さんが好きだと言ってくれるくらいの内面や外見を手に入れられたら、すぐに今の相手と別れることができるでしょう。 相談者さんも、夫と別れられないのなら、まず自分を磨いて自信をつけてみると、次の一歩に踏み出せるかもしれません」

お金と時間がある人は浮気しやすい

――そもそも、浮気をする人としない人、という見方は可能なのでしょうか。

三凛「持論ではありますが、基本的にお金と時間がある人は浮気に走りやすいかもしれません。逆に言うと、お金と時間があると、どんな人でも浮気しやすいということです。浮気できる環境があれば、気持ちは揺らぎやすくなります。

また、お金と時間がある人は心に余裕があり、さらに社会的な成功者が多いでしょう。どうしても魅力的に見えるので、モテてしまう。そういった意味でも、浮気しやすくなりますよね」

広末涼子との不倫が発覚した鳥羽シェフも?

――なるほど。先日、広末涼子さんとの不倫が発覚した鳥羽周作さんも、フレンチレストラン「sio」のオーナーシェフで、ミシュランガイド東京で1つ星を獲得している、まさに成功者ですよね。

三凛「まぁそうですね。鳥羽さんは、不倫相手である広末さんに対するご自身の気持ちをはっきりと公表されていて、ピュアな方だなと感じます。一般的には、不倫相手への心の内は話しにくいものですよね。

 私の知り合いにも、経済的な成功者でセカンドファミリーを持っている方がいますが、元の家族も浮気相手との家庭も、どちらも大切でどちらにも愛情を注いでいます。

 しかし、子どもによっては、親が別の人を愛していることに不安になったり、かまってくれない不満を持ったりして傷ついてしまうことがありますので、不倫をするにしても受け入れるにしても、子どもにしわ寄せがいかないように気を配るのが親の責任だと思います」

 さまざまな夫婦の形がありますが、やはり大切なのは「自分の気持ち」と「子どもへの配慮」のよう。好きだからと我慢をして受け入れるのも、子どもを不安にさせるのも、家族関係の破綻の始まりになりかねません。

 夫婦を続けるか別れるか、どちらにしても、安心できる暮らしを選択することが、本当の幸せの道なのかもしれませんね。

<三凛さとし 文/女子SPA!編集部>


※Yahoo!ニュース、マイナビ子育て等、多数のニュースサイトに掲載されました。